部屋探しと引っ越しの時期ごとの違い

部屋探しと引っ越しの時期ごとの違い

あまり知られていないことですが、引っ越しと部屋探しは、時期によって費用が大きく変わり、多くとも2万円から3万円もの差が生まれます。部屋探しには運も関係しており、良い物件に巡り合えるかどうかは運次第ですが、時期を調整するだけでも、巡り合える可能性は大きく変わります。

 

ですので、早め早めに部屋探しをしたり、引越し屋さんに引っ越しを依頼する適切な時期を知っておくと損をしないでしょう。

 

●空き物件が多くなるのは1月から3月だが……
新生活が控えている1月から3月くらいは、転居が頻繁に行われる時期です。そのため、空き物件は極端に増加します。つまりは、それだけいい物件を見つけられる可能性も高く、特に一人暮らし用の部屋はかなりたくさんの空き物件が生まれます。

 

統計では1年のうちの三分の一の移転がこの時期に集中しているそうです。そのため、部屋探しには最も適していると言えますが、その分不動産会社からすれば、お客さんがたくさん溢れかえる時期ですので、何としてでも契約を取ろうとしてきますので、ぼったくり物件を掴まされないように注意しなければなりません。

 

・営業トークに焦らされてはいけない
ぼったくり物件などを紹介される場合は、だいたいは営業トークでうまいこと乗せられてしまう場合です。
特に、早く引っ越しをしなければならない、余裕が無いという方は、「こんないい物件は他にはない」「早い者勝ちですよ」などと言われると、ついついその物件で妥協してしまいがちです。
つまりは、営業トークなどに騙されないように余裕を持って早めに物件を探し始めるのが一番なのです。3月までに引っ越しをしたいのであれば、1月くらいから物件探しを始めるのがおすすめです。

 

・5月から8月は次のねらい目
3月以降になると、5月か8月が意外なねらい目です。
5月くらいは4月までに売れ残った物件が、家賃を下げる時期で、8月くらいはそもそも引っ越しを積極的に行いたいとは思い辛い時期ですので、これらの時期は礼金を安くしてもらえるなどの、金銭的なメリットがかなりあります。
ただ、物件がたくさんあいていると言う訳ではないので、目的の物件を見つけられないかもしれないのは、気を付けるべき点だと言えるでしょう。

 

・不動産屋さんに行く時間帯も大切
引っ越しで失敗をしないためにも、余裕を持って物件をたくさん調べるのは最重要事項です。しかし、混んでいる時期、混んでいる時間帯では、担当者も一人のお客さんに対してかかりっきりになることは大変難しいです。

 

ですので、担当者にかかりっきりで、様々な条件に合った、自分にぴったりの物件を探すためにも、不動産会社に行く時間帯も意識しましょう。なかでも、平日の朝一は、不動産会社も閑古鳥を鳴かせている時間帯ですので、非常に丁寧に接客をしてもらえますよ。

 

また、賃貸情報誌が出るように、首都圏では水曜、他では木曜日か金曜日あたりは、お客さんが多くつめかける曜日なので、その曜日は避けた方がいいでしょう。

 

●上京して物件を探す場合
物件探しをする際に、地方から上京される方は特に多いでしょう。
ただ、上京できる日が1日や2日だけでは、部屋を選ぶのが難しくなってしまいます。余裕がなくなると言うのも一番大きな理由ですが、それ以上に土地勘を見に付けて、物件の周囲をしっかりと見て回る必要があるからです。

 

特に女性では、駅から家までの治安が悪そうな場所を覚えておかないと、いざ引っ越しをしてから散策をした際に、大変な目に遭ってしまうこともあります。事前のチェックを済ませるためにも、4日から5日くらいは余裕を持った方がいいでしょう。

 

・失敗しないためにも14から15件は見ておくと良い
また、調べておく物件は14件か15件くらいは欲しいところです。それくらい見ておかないと、良い物件が見つかるかどうかが確実に運次第になってしまいます。
これくらいを見るためには2か月くらい前から部屋探しを初めれば、日曜日に毎週2件を見たとしても、十分にチェックすることが可能です。
都心などでは交通費などもかかってしまいますが、それくらい頻繁に訪れるだけでも、土地勘も見に付くので、非常におすすめです。

 

●それぞれの時期ごとの部屋探しの特徴
では、次はそれぞれの時期ごとの部屋探しの特徴を見てみましょう。人の引っ越しの事情はそれぞれ違いますから、自分がこれくらいに引っ越しをすることになるかもしれない、という時期の部屋探しにどのような特徴があるかを知っておいて損はありません。

 

・1月
まず、1月は物件数が多く、新築物件の数も置くなる時期です。契約がこれからされ始めるので、家賃交渉などは非常に難しくなる時期ですが、不動産会社もそこまで込んではいません。

 

なので、ゆったりと探すにはもってこいの時期であり、大学生や社会人になる方でも、準備をしっかりと行いたいという方はこの時期から物件を探しています。
ただ、地域によっては雪が積もっており、物件探しや下見に困難を伴う場所もありますので、そのような場所に引っ越すつもりであれば、注意すべきでしょう。

 

・2月
2月になると、春までに引っ越しを済ませようとする人たちが一気に動き出します。この時期でも物件数はかなり多くなり、物件の供給量も多くなりますが、需要も多くなって、契約が頻繁に結ばれるようになります。
そのため、悠長に物件探しをしていると、候補の物件がどんどんと埋まってしまう恐れがあります。
それに、不動産会社も一人のお客さんに構う時間を取れなくなるので、余裕を持って物件を探すこと自体も難しくなります。

 

・3月
3月の、特に中旬を超えてしまうと、部屋は大体埋まります。ですので、それ以降の下旬などに物件を探すと大抵は売れ残ってしまった物件しかありません。
家賃が高い物件や訳アリ物件、立地があまり好ましくないものが多くなりますので、この時期から探し始めるのは非常に困難です。
しかし、下旬位に退去される方もいらっしゃいますので、運よく希望する物件が空き家になることもありますので、一概に最悪の時期だとも言えません。
可能性はありますので、諦めずに時間いっぱいまで探すことが大切です。

 

・4,5月
4月と5月は、部屋探しの波がかなり収まっている時期です。そのため、物件数はかなり少なくなってはいますが、その分家賃が引き下げられている物件が多かったり、家賃交渉がし易くなっていたり、とメリットもいくつかあります。
また、6月のジューンブライドに控えて、カップルが同居する物件を探し始めるので、そのような物件にかなりの語気を見せ始める時期でもあります。

 

・6月
6月は、あまり引っ越しに適している時期ではありません。そもそも、引っ越しをする人がほとんどいません。なぜならば、梅雨のためにずっと雨が降っているのに、引っ越しをしたい、物件を探しに行きたいと思う人はいないからです。
そのため、物件数も多くはありませんので、引っ越しには適していないでしょう。
ただ、その分だけ引っ越しをする件数が少なく、引っ越し料金などが値引きされ易くなる時期になるので、その点だけはねらい目だと言えるでしょう。

 

・7,8月
この時期も、積極的に引っ越しや物件探しをすることは少ないです。ただ、物件を見入った時に、暑さのせいで部屋に匂いがこもり易くなっています。そのため、この時期に物件を見ておくと、住み始めてからでしか気付きにくい匂いの問題をいち早く察知することができるのです。
また、暑さのせいで部屋探しをする人も少なく、不動産会社も暇な時期なので、親身に相談に乗ってくれることがあるので、余裕を持って物件を探すことは可能です。

 

・9月
9月は3月程ではありませんが、転勤シーズンとなり、部屋探しをする人が多くなります。逆に、この時期に引っ越しをする人が増えるので、空き物件も増加し、自身の望む物件を探し易くもなります。
さらに言えば、2月から3月と比べても、ゆっくりと物件を探す余裕もありますので、かなりおすすめのじきだと言えます。

 

・10月、11月
10月もまだ転勤シーズンですが、そのほとんどが家族向け物件です。ですので、一人暮らし用の物件を探すのにはあまり向きません。
また、11月は物件数は少ないのですが、特に大きなイベントも存在しないので、のんびりと物件探しができます。

 

・12月
来春に向けての準備をする人の中には、この時期から部屋探しに着手する人もいます。ただ、年末へ向けての忙しい時期なので、物件を余裕を持って詳しく調べるよりかは、どのような物件が自分に合っているのか、どのような物件を候補として挙げればいいのかなどを確かめるくらいしかできません。ただ、それだけでも1月以降の物件探しが格段に楽になるので、おすすめです。

 

●引っ越しに最適な穴場は6月と9月
次は、引っ越し料金に関する適切な時期を紹介しましょう。
端的に言えば、需要が少なくなる6月と9月です。9月はさらに物件探しにも適していることは上述した通りですので、引っ越し料金の安さと相まってかなり引っ越しに適した時期です。
逆に3月くらいは9月よりも料金が高くなります。そのぐらいの時期にしか引っ越しができない事情もあるので、仕方のない事ですが、もしも可能であれば、早めの9月等に引っ越しをした方がお得だと言えますね。

 

・さらに料金を安くしたいのならば月の前半がおすすめ
また、引っ越し料金は月末が一番高くなり、次いで中旬、最も安いのが月の前半になっています。
これは、引っ越しが集中する時期と連動しており、月の前半は引っ越しの需要が少なくなるから安くなるのだと言えるでしょう。

 

・祝日は意外と安くなる
また、意外な事ですが引っ越し料金が最も安くなるのは祝日だと言われています。
休日に引っ越しをされる方も多いと思いますが、それだけ休日は料金が高くなります。ただ、実際には平日料金とほぼ変わらない場合も多く、祝日だけ料金が下がっていることもあるようです。

 

・引越しの時間でも料金は変わる
また、引っ越しをする時間帯の中で、7時前と18時以降はスタッフに支払う料金が高くなるという事情から、こちらの引っ越し料金も割増しになってしまうようです。
ですので、引っ越しをする際にはそれらの時間はさけるといいでしょう。なお、最も安くするためには、引越し屋さんの都合のいい時間帯で、と頼むのがいいでしょう。いわゆるフリー便になりますが、こちらが最も料金が安くなります。

 

●時期を調整せずとも安く引っ越しする方法
引っ越し料金を安くするために、時期を調整するのはかなり難しい事です。人それぞれに事情がありますからね。
そこで、時期を調整しなくとも費用を安く済ませる方法としては、早めに予約をすること、もしくはネットの同時見積りサイトを利用して安い引越し屋さんを見つけるといいでしょう。
これらならば、あまり手間もかからない上に、料金を安くすることが可能になります。